ランプ更新と練習法

イージー,ノマゲ,ハードこれら三つのランプを付ける意味合いについて考えてみる。

意味合い…と言っても人によっては「この曲が好きだから粘着してでもハードを付けたい」だったり、「(フォルダ内で)未クリアはあとこれだけだし、意地でもイージー以上は付けたい」と、目標にするもの(曲)によって異なってくるので一概には言えない。
今回はひたすら地力を向上させたい場合に絞って、各種ランプの意味合いと使い方について私個人の考えを述べようと思う。
これが必ずしも正しいとは私は思わないが一つの参考になれば幸いである。

1.とにかくイージー特攻
まずは自分の出来そうな範囲のレベルの曲を1通りイージーを付けて周回する。粘着はしなくていいので全曲触る事を目標とする。
イージークリア出来なかった曲は後日まとめて再挑戦し、大体そのレベルの曲が埋まってくる頃に次のレベルフォルダの周回と並行していく。

ここで大事なのは、ランプが付かなかった曲に関しては当然だが、付いた曲でもゲージを削られた部分をしっかり分析する事である。
大きくゲージを削られる箇所があるのであればそのレベルのフォルダ周回時にまだ練習として使える為、点滅曲と一緒に触る。これを繰り返しているだけで少なくとも基本的な鍵盤地力だけで偏りは大幅に減るはず。


2.ハードは壁にぶち当たってから
私の周りでもよく見かけるのが、「さっきランダムでやったらBP60とか出たんだけど、当たり待ちでハード狙ってみようかな」と言いPフリーでランプを付けるべくひたすら特攻している姿。苦労してランプを付けた時の達成感は素晴らしいと思うが、それは果たして地力の成長に繋がるだろうか。

ハードを付けて落ちるということは(難所を抜けてからの凡ミスもあるだろうが大体は)難所の途中で落ちている。つまりそれは自分が出来てないところを満足にプレイしないまま曲が終了するということであり、その手前が仮に上手くなろうと難所は一向に上手くならない。また、最悪の場合粘着したのにランプが付かず、モチベーションを下げる行為にもなりかねない。これは出来れば避けたい。

安定したモチベーションを保つ為に、多少外れても捌けるような地力を得て、ハード埋めをせざるを得ない段階──つまりイージー特攻が限界に来たところ──まで来てから埋め始めても問題はないと思う。


3.ノマゲは極力使わない
アシストを除いてもこの下にまだ「クリア出来る程度に地力はある」という指標になるイージーランプがある。★2桁以上の強烈なラス殺しに耐えうる為だけに同じ曲を何度も続ける意味は、この発狂五段に至るまで今の所ないと感じた。

イージーは勝率が高いがハードはまだ遠い様な曲を、2.で述べたようにイージー特攻が詰んできた時に、「ランプ更新という形でモチベーション維持」の為に行うのはアリだと思う。この時もゲージの減少している部分をしっかり確認する。

BMSだけに限らず、これは本家にも当てはめる事が出来る。☆11から下はとにかく好きな様にフォルダ周回すればいいと思うが、☆12はレベル内の格差が異様に大きいので、「IIDX☆12地力表」なるものの下から順に埋めて行くといい。
しかし、以前にも述べたが、IIDXの地力Aから先は求められる地力が格段に上がり、練習出来る曲がかなり減るのでイージー特攻をこなしつつもハード埋め(場合によっては練習曲を考え、それのランプ更新及びBP減らし)も並行していくことが好ましい。